オスマントルコがヨーロッパへ入り込み、ハプスブルク家のウイーンまで 包囲された時、レオポルト1世はポーランド、ザクセン、バーデンなどの 援軍を受け、トルコを撃退することができ、ハンガリーに遠征し、ブダを落とし 大トルコ戦争の勝敗がレオポルト側…

ドイツ バーデン1714年（1955年）ルードヴィヒ.ヴィルヘルム ゴールドメダルが到着しました。 直径50mm 重さ70,60gの大型のゴールドメダルです。 ヴィルヘルムは神聖ローマ帝国の司令官として、幾多の戦争を指揮し勝利に導き 帝国の盾と呼ばれた人物です。こ…

オークションに時々出てきますこのデザインのメダル。 フランツヨーゼフの右向きのポートレイトもなかなかいいですが 裏面の女神と天女たちの動きのある姿も何かよくていいなぁと思います。 大きさが23mmしかなくてもっと大きければいいのになぁといつも思い…

オークションに数年ぶりに出ますハンガリー建国1000年の9ダカット フランツヨーゼフの少しコミカルな右向きの肖像が笏と玉を持っています。 10世紀に即位したイシュトバーン1世は10世紀ごろにキリスト教に改宗し カトリックの一国としてハンガリー王国を建設…

このスペイン王フェルナンド6世を描いた8エスクード金貨は1744年 6年後の1750年〜1760年の11年間発行されています。 どの南米の金貨もそうですが、この8エスクードもその例に漏れず 状態の良いものが非常に少ないです。 こ1751年の8エスクードはNGC MS63とい…

フランツヨーゼフのマントを羽織った右向きのやや斜めの肖像画とてもいいですね。 この角度からのコインは金貨、銀貨数種類ありましてそのうちの一つです。 裏面はハプスブルク家の紋章、双頭の鷲が王冠をいただき、剣と玉を持っています。 インスブルックで…

北アメリカ大陸の覇権、すなわち先住民族インディアンを介した代理戦争が アン女王戦争と呼ばれるイギリス対フランス、スペインの戦争でありますが ほとんどイギリスの一人勝ちで終わり、その領土拡大を認めさせたのが ユトレヒトで結ばれた条約です。ここか…

イギリス ブリティッシュロイヤルミントで鋳造されたエジプトの500ピアストレ金貨 1936年から1952年まで国王であった、ファルークの左向きの肖像が描かれています。 全てアラビア文字で書かれています。 このファルーク国王の金貨も大型で見栄えがするものの…

高級な毛布に包まれたようなトーンは両面に渡って輝いています。 おもて面はコバルトブルーとマゼンタが、裏面は赤金色と薄いブルーが 合わさってえもいわれぬ表情を見せています。 ジョージ4世のクラウンプルーフはこのブログでも度々紹介していますが 今回…

イギリスのヴィクトリアが女王になったのが1837年、その後1839年にあの5ポンド金貨 ウナ＆ライオンが発行されました。時期を同じくしてこのクラウンも出されています。 ヴィクトリアがわずか18歳でイギリス王となり、その後の大英帝国を築いたと 当時誰が予…

銀貨で最も美しく、また垂涎の的であると思われるゴシッククラウン銀貨 その最高峰に位置する状態のPCGS PR67がオークションにかけられます。 よくて63のレベル、64になるとほとんど見たことがないという人が多いと思います。 これはそれをはるかに上回る67…

いまから120年ほど前のスイスシューティングフェスティバルのゴールドメダル チューリッヒにあるヴィンタートゥールの都市の景観をリースで囲んであります。 その左右には女性が向き合っていて素晴らしいデザインがなされています。 反面はスイスの守護女神…

直径50mm 重さ70,60gの大型のゴールドメダルです。 ルードヴィヒ.ヴィルヘルムは1655年にバーデン家の一人息子として生まれ 数々の戦で勝ち、常に赤いマントを着ていたのでトルコ人ルードヴィヒと呼ばれていました。 このころのオスマントルコは神聖ローマ帝…

フランスの金貨を紹介するのは珍しいのですが、今日はナポレオン3世金貨 ナポレオン3世の100フラン金貨はローリエをつけてないものが1855年〜1860年 つけたものが1861年〜1869年の間に発行されています。 それぞれにパリで鋳造されたもの、ストラスブールで…

世界最初の郵便切手は1840年イギリスおいて発行されました。 それがこのヴィクトリア女王を描いた1ペニーの切手です。 この切手自身もかなり高価で取引されているようですが その世界初の切手発行から150年がたった、1990年にイギリス領マン島から このデザ…

10ダカットではなくて、なんと100ダカットの記念メダルです。 重さ349.49g 直径70mm。 ヨーロッパの金貨史上、最大の100ダカットの3枚のうちの1枚です。 金のレースの飾られたドレープと鎧をつけたジグスムント3世の右向きの肖像 裏面はこれも王冠を抱いたゴ…

現在、福岡市博物館においてルドルフ2世の肖像画の展示会が開かれていますが、 描かれているルドルフ2世もHog Mouthと呼ばれる、ハプスブルク家の 下顎が出っ張った特徴を持っていますが、このレオポルト1世の下顎には 負けるのではないでしょうかと、不遜な…

イングランド王チャールズ2世の月桂冠のリースをつけた右向きの肖像です。 ネーデルランド（現オランダ）のブレダなど諸州がスペインとの80年に渡る戦争の あと、オランダという国になり、先述したヴェストファーレン条約が結ばれた場所です。 チャールズ2世…

350年前の素晴らしい6ダカット金貨 ミュンスターはヴェストファーレン条約が結ばれた街です。 ボヘミアで勃発したプロテスタントとカトリックの争いが形を変えて フランス ブルボン家+ネーデルランド VS スペイン、オーストリアハプスブルク家の 戦いになり1…

とても素晴らしい10ダカット金貨が出品されていましたのでご紹介します。 1715年のカール6世10ダカット NGC MS63 カール6世はあのHOG MOUTHレオポルト1世の次男として生まれ 兄のヨーゼフ1世の死去の後帝位を継ぎ、神聖ローマ帝国のローマ皇帝、 ハンガリー…

ドイツ ハンブルク1888年 1/2バンクポルトガレーザー5ダカットを入手しました。 状態がすこぶる良く130年前の金貨にしては、素晴らしいです。 以前ブログでご紹介したものとは別のもので、あちらはエッジが少し傷がありました。 今日のものは全く擦り傷など…

南米の大型金貨の一つ ペルー100ソル、グレードはMS67 最高鑑定の4枚のうちの1枚です。 重さは46.81g 金含有率 0.900 1.3544オンス 1950年〜1970年の21年間 発行されていて全体でもそんなに多くはありません。 1960年は2207枚 発行されていて、そのトップグ…

イギリスの王室がピューリタン革命のために、国外に逃れざるをえなかった 時の国王、チャールズ2世。オリバークロムウェル率いるイギリス共和国により オランダ、スコットランド、ドイツなどを転々とせざるを得ない苦難の時でした。 1658年クロムウェルの死…

子供の頃に持っていた記憶が蘇って懐かしいと思う一圓銀貨です。 アメリカの1ドル銀貨のようにこの一圓のコレクターも多いと思います。 これは1895年明治28年の一圓銀貨。 明治の彫金の名人、加納夏雄の龍が見事にデザインされています。 PCGS MS65という素…

サルヴァトール ムンディと書かれたキリストの左向きの肖像 神聖ローマ帝国のレオポルト1世（治世1657年〜1705年）の間に発行された 10ダカットのサルヴァトールメダルです。 キリストの顔が後期のサルヴァトールメダルとはかなり違っています。 レオナルド …

美男子のロシア皇帝アレクサンドル1世ですが、ナポレオンの言葉を借りれば 魅力的だが彼を信頼できない、抜け目なく偽善的で狡猾である、と言わしめています。 キリスト教の隣人愛に基づく神聖同盟を決済しましたが、自由主義、ナショナリズムは 弾圧をする…

先日のブログにも登場しましたがアメリカの特筆すべき記念コインのパナマパシフィック オクタゴナル（8角形）とラウンド（円形）のペアで発行されたものの円形の方です。 おもて面はギリシャの戦いの女神アテナがヘルメットをかぶった左向きの横顔 これは自…

日本1880年明治13年旧20円金貨NGC PR64です。 錦の御旗により官軍が幕府軍を打ち破った力は、精神的な部分のものが 多かったと言われています。旗を掲げられた方は逆賊のそしりを免れないという 気持ちが働いたのかもしれません。 最近のオークションに出て…

1965年にイギリス エリザベス女王がドイツを訪問された時に発行されたメダルです。 訪問先はボン、西ベルリン、ミュンヘン、そしてハンブルク。 重さは34.82g 10ダカット金メダル。レアなメダルです。 http://www.premiumgoldcoin.com 金貨やアンティークコ…

イギリスの植民地インドでのコインはイギリス国王ウイリアム4世の1835年から ジョージ6世の1947年まで続きました。 この5ルピーはリストライクではなくて、オリジナルの5ルピー。 超超希少な1枚です。 ヴィクトリア女王の王冠をつけた左向きの肖像 カルカッ…