ユーゴスラヴィア1931年アレクサンダー1世4ダカットNGCMS63
半島といってもバルカン半島はとても大きな半島で、10カ国からなる複合の
地域です。ギリシャやトルコ、セルビア、クロアチア、ボスニア、ヘルツェゴビナ
民族の対立の歴史が刻まれています。近くはボスニア、ヘルツェゴビナ内戦で
ご記憶の方も多いと思います。平和な時のクロアチアなどはとても美しいです。
さてこの4ダカット金貨は1929年に憲法を停止して独裁体制を敷いたアレクサンダー
1931年の単年度のみの発行です。
裏面のデザインが王冠を抱いた双頭の鷲になっていますが、ハプスブルク家
オーストリア、ハンガリー帝国から離れたくて仕方がなかったのに、彼らの紋章を
使っているのは少し滑稽でもあります。
お取り寄せで58万円ほどでございます。