神聖ローマ帝国1714年カール6世4ダカットメダル
オークションに出ていましたので紹介します。
スペインのカルロス2世の王位継承のゴタゴタでフランス対イギリス、オランダ
そしてオーストリア ハンガリーの神聖ローマ帝国の同盟国が異議を唱え、1701年から
1714年まで続いたのがスペイン継承戦争であります。
しかし各国の足並みが崩れ、フェリペ5世(フランスルイ14世の孫)がスペインの
王を継ぐことになり、(ユトレヒト条約)神聖ローマ帝国のレオポルト1世の孫
カルロス3世がカール6世として神聖ローマ帝国皇帝となり、フランスからの領土を
獲得したのがらシュタット条約です。
そのカール6世の右向きの肖像を描いたこの4ダカットメダル。
月桂樹が勝利のシンボルとして描かれ、パックス ラシュタット、ラシュタットの
平和という文字の下にギリシャ数字MDCCXIIIIという1714年の年号が入っています。
この時の神聖なローマ帝国の司令官がルードヴィヒ.ヴィルヘルム
昨日ご紹介した大型メダルの人物です。