PAXの旗を掲げた羊のダカット金貨といえばニュルンベルクですが 都市を描いたものやデザインの良い金貨もたくさん発行しています。 このメダルは1877年に行われた国際博覧会？を記念して 発行されたもの（だと思います）。 現在の見本市やメッセもニュルンベ…

オーストリアのフランツ ヨーゼフと同じ時代に生きたフェルディナンド1世 1887年から実質的な王様だったのですが、オスマンが力がなくなってきた時に 独立を宣言したのが1908年。1915年に始まった第1次世界大戦に 中央同盟国側で戦いましたが、1918年に降伏…

キューバは旅行会社のツアーの目玉になりつつあるようですが 以前はソ連の銃口として鼻先のアメリカに向いていたので カリブ海に浮かぶ赤い島と呼ばれていました。 チェ ゲバラはそれ以前にアメリカの半植民地だったキューバをカストロに 奪い返させるゲリラ…

このとても豪華なメダルは何でしょうか？ 説明がフランス語で書かれていてわかりにくいのですが、 歴史から推測してみました。 神聖ローマ皇帝6カール6世が男子に恵まれなかったため、娘のマリア テレジアに 継がせたかったのですが、フランスがハプスブルグ…

ただいまヤフオク、ヤフーオークションに出品中です。 1円スタートで終了まで3日を残し現在230万円の入札をいただいています。 ヤフオクでは最低落札価格を設定していますので、届かなければ売れません。 PREMIUM GOLD COINのホームページでは268万円でお出…

オークションを覗いているとこのコイン（メダル？）が出ていました。 フランツ.ジョセフ皇帝の1883年に発行された本人の戦いの姿のようです。 ワタクシの近代世界コインのカタログには載っていません。 1882年にドイツ、オーストリア・ハンガリー、イタリア…

ブラジルの大型重量金貨20,000レイスがオークションに出ていました。 1726年の発行ですから、今から290年前、元禄の赤穂浪士の討ち入りから 23年後の発行です。 少し前に一つ上のMS62が日本で220万円で売却されていまして このコインはMS61なのでそこまでは…

明治4年というと1871年 数年前は幕府が世の中を治めていたわけで コロッと世の中が変わったあたりですね。 この錦の御旗を旗頭に幕府を倒していったという とてつもないシンボルが目に見えるコイン 旧10円金貨 状態はPCGS MS64というものです。 スタートは4,…

このチェコの10ダカット金貨はオークションに結構出てくるのですが 開始価格も落札価格も高めですね。 1931年のわずか1,241枚の発行だからでしょうか。 ちなみに1932年は1,035枚、1933年は1,778枚の発行です。 今回はスタートが9,000ユーロ どんな状態か記述…

PCGS PR65 Deep Cameo でいいなぁと思っていました。 発行枚数がわずか301枚 33.88gの大型金貨です。 オークションスタートは12,000ユーロでしたが、ふたを開けてみると なんと95,000ユーロでした。 日本ではこのコインが売りに出されていますが 半分弱の価…

スタートは70,000ユーロ。 状態がとても良さそうだったので、かなり行くかな？と思っていました。 以前に書いていたブログでは、300,000ユーロは下るまい なんて思っていたのですが、、、、。 結果はなんと115,000ユーロ。 狐につままれた感じです。 株の予…

スタートは2,800ユーロでしたが、ふたを開けてみるとなんとなんと 28,000ユーロ びっくりです。 フランツ ヨーゼフの同じ顔の雲上の女神に一気に追いついてきました。 雲上の女神はアメリカで70,000ドルアップになった途端、急に出物が 多くなって見かけるこ…

モナコといえば自動車レースのモナコグランプリやカジノで有名ですが 昔は荒れ地だったようで、風も強いし波も荒いですね。 ただ地中海性気候のおかげで高級リゾート地として生まれ 変わらせたのがこのシャルル3世。 おかげで税金を払わなくて良いらしいです…

15世紀から16世紀にかけてスペインは世界一の大国でした。ポルトガルや イタリアの一部、アメリカ大陸の半分、南アメリカの西側がスペインの領土でした。 フィリピンという名前ももスペイン国王フェリペから来たものでしたね。 エスクードはスペインの領土で…

神聖ローマ帝国の元に発行された都市景観のレーゲンスブルグ 5ダカット金貨（17.23g）です。 当時の都会の模様がこのコインで想像できますね。 日本では木造だったずべてのものが、ヨーロッパでは石造り 建物も橋も全て石ですね。 上から照らしているのは、…

中央アメリカというところは合従連衡をひんぱんにしていて グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカが 1823〜1839年に参加していましたが内戦で崩壊しました。 その後4度ほど統合の試みがありましたが成功していない国々です。 こ…

1640年代イギリスの清教徒革命（ピューリタン革命）は国王派と議会派との 争いでしたが議会派が勝利し、国王チャールズ1世は処刑されます。 けれども議会派のイングランド共和国は安定せず、1660年に再び王政となります。 それから350年後の2010年にこの金貨…

母のヴィクトリア女王が1901年に亡くなって、長い間皇太子であった エドワードが王位を59歳で継ぎました。 代々の英国5ポンド金貨は王位が変わるごとに発行されていますが このエドワードはマット仕上げの右を向いた顔です。 発行枚数は8,066枚 他の5ポンド…

モンテネグロはアドリア海に少し面したバルカン半島の国 オスマン帝国から1878年に独立を果たし、1910年に王国となりました。 初代君主はニコラ1世 コインはそのニコラ1世です。 なかなかオークションにも立てこない金貨で 発行枚数は301枚。 この少ない枚数…

アメリカの最もポピュラーなリバティ20ドル金貨 裏にはモットー" IN GOD WE TRUST"という文言が刻まれています。 この金貨のデザイナーはJAMES.B. LONGACREという人ですが 彼は最初、OUR TRUST IS IN GOD と意味は同じでも文の違う フレーズを提案していまし…

イギリス領トリスタン ダ クーニャの発行する50ペンス金貨 発行枚数わずか75枚 アフリカの最南端のケープタウンから2,805km,南アメリカの最南端 リオ デ ジャネイロからは3,3353km離れているといいますから 大西洋のただ中にある島です。 人口は260人。世界…

フランツ ジョセフの髭のある肖像の4ダカット金貨 1915年銘はリストライク 再鋳貨で現在見かけるのは このリストライクが多いと思いますし、かなりの数が出回っています。 写真は1913年発行のオリジナル版。 なかなか見ないし、外国のショップにもほとんど無…

あまりに有名なイギリスのダイアナ妃 あの忌まわしい交通事故のシーンは記憶から消えないものの一つです。 表面はエリザベス女王、裏面が美しいダイアナ妃 1961〜1997と彼女が生きた時間が刻まれています。 この5ポンド金貨は発行枚数こそ7,500枚と多めです…

2016年で90歳になられるエリザベス女王は、イギリス王室で 最長の在位と長寿を続けられています。 イギリス国王であると同時にアーストラリア国王、カナダ国王、 ニュージランド国王など16の国の国王でもあります このエリザベス2世90と刻まれた5ポンド金貨…

フランス金貨 ナポレオン冠あり 1869年 MS65です 1869年製というのは他の年代に比べると枚数も多く出ているので さして珍しくありませんが、状態がミントステイトの65が付いています。 NGCでは66が1枚、65は3枚しかありません。（1967〜1870年のうち） 60以…

アイル オブ マン、イギリス領マン島の1984年5ポンド金貨です。 発行枚数20枚とのことですが、実際は10枚以下のようです。 世界に10枚と言われれば、食指が動きますね〜。 これは裏側のデザインで、大好きな感じです。 表面は、なんと、というか、さすがに、…

イギリス 2002年 ゴールデンジュビリー ケルティック デザイン 2ポンド金貨 表面はエリザベス女王ですが裏面が 円の中にケルトの文様が入っています。 直径35mm,重さは15.98gで0.917の金含有率です。0.4712オンス。 このケルトの文様というのは、なぜか心惹…

イギリス1911年 5ポンド金貨 ジョージ5世。結構好きな王様です。 海軍にいた16歳の時に日本に来て、腕に刺青を彫ったことや 亡くなる今際の言葉が、コンチクショウとかですね。 昭和天皇がイギリスを訪問された時は、親身になってお世話されたり X脚の悩みや…

ペルーの大型金貨 100ソル 1962年です。 重さは46.8gあり、直径37mm. 90%の金の含有率で、溶かした場合でも ＄1,780 の価値はあります。 1950年から1970年まで発行されていて90,824枚。 発行の少ない年は1958年の101枚、ついで1952年の126枚。 それぞれMS63…

世界一の領土を手に入れたビクトリア女王。 1837年に先の王、ウィリアム4世がなくなって彼女は18歳で女王に即位しました。 この1887年の5ポンド金貨は、即位50周年記念として発行されたもので 写真のものはPCGS PR63 Deep Cameoとあります。 下の写真はその5…