1902年イギリス エドワード7世5ポンド金貨MS63
1902年イギリス エドワード7世5ポンド金貨MS63です。
1901年に母であるビクトリア女王がなくなって、同年に国王となります。
偉大な母からは、ややできそこないというイメージで見られますが
10年足らずの在位の間に、日英同盟、英仏協商、英露協商がむすばれ
ピースメーカーとも呼ばれます。
この金貨はMSとPRがありますが、PRがマット仕上げのためか
枚数がまあまああるのとプルーフらしさが少ないので動きが鈍いです。
発行枚数はMSが35,000枚ですが27,000枚が溶かされて残り8,000枚
その中でこのMS63はトップ2のレベルです。
NGCではMS64が1枚、MS64が10枚。その10枚の中の1枚です。
価格が安く放置されているので、最近の5ポンドもいいですが
これなんか狙い目かもしれませんね。
1936年イギリス エドワード8世クラウン金貨PCGS PR64DCAM
1936年イギリス エドワード8世クラウン金貨PCGS PR64DCAMです。
アメリカ人の人妻ウォレス シンプソンに恋い焦がれ、離婚させてまで
自分との結婚を望んでいましたが、議会の反対により国王の地位を放棄しました。
この間、わずか325日。歴代の国王の中では最短の期間の国王です。
ですのでロイヤルミントからはエドワード8世のコインは発行されていません。
1936年の銀貨がありますが正式な通貨ではありません。
このクラウン金貨もPOBJOY MINTが製造していて正式なものではありません。
ただしこの人の人気は退役軍人などに高く、そうした思いがこのコインに
秘められているのでしょう。
1936年とありますが、実際には1972年ごろに製造されたようです。
PCGSではこの64DCAM 1枚のみが記録されています。
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イギリス2003年エリザベス女王戴冠50年記念PCGS PR68DCAM
イギリス2003年エリザベス女王戴冠50年記念PCGS PR68DCAMです。
PCGSに鑑定に出していたのが戻ってきました。
クリスマスと正月を挟んだので2か月近くかかりました。
このコインは発行数わずか1,893枚しかありません。
斬新なデザインが目を引きますね。
今年出たカヌート(1,000枚)と同じデザインの先駆け的な金貨です。
5ポンドは種類を持っているけど、これはまだ、という方は
ぜひコレクションの1枚にお加えくださいませ。
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オーストリア1873年4ダカット ウィーン射撃大会
久しぶりにオークションに出て来ましたこのコイン
このブログの最初から2番目に一度書いています。
前回のはステンペルグランツというかなり良い状態でしたが
今回はf.vz/vzとありますのでそれより、少し下がる状態です。
価格は前回は25,000ユーロでしたがこれは15,000くらいでしょうか。
13.92gのデザインの良いコインです。
フランス2001年リベルタスアメリカーナフリーダムメダル1.899オンス
世界で一番美しいと言われる銀貨はビクトリアクラウンゴシックですが
一番美しいと言われるメダルがこのリベルタスアメリカーナ。
先日これの1オンス金貨をご紹介しましたが、これは2約オンス、倍の重さです。
フランスはアメリカに2つの贈り物をしました。
一つはニューヨークに立つ自由の女神の像、もう一つはこのメダルです。
このメダルの原型は同じデザインの1783年製。
イギリスの征服から独立を勝ち取ったアメリカに対して、フランスから送られました。
その背景が見事に裏面に表されています。
ライオンのイギリスが赤児のアメリカを襲うまさにその時に
女神であるフランスが、それを救っているという構図。
歴史の最重要な一瞬を見事に切り取っています。
大きさ47mm 重さ64.2g .920の金含有率(1.899オンス)
オーストリア1908年100クローネン雲上の女神PF 61CAM
オーストリア1908年100クローネン雲上の女神PF 61CAMが到着しました。
この61カメオは表面の輝きがとても美しくて綺麗です。
カメオのくっきりした盛り上がりも感動もので素晴らしい状態。
一つ上の62と言ってもいいような金貨であります。
雲上の女神は今一番ホットな金貨ではないでしょうか。
昨年夏以降俄然動きが強くなってきて、オークションでは
かなり高い金額をつけ、それから一旦落ち着いた状態です。
昨日ご紹介した1909年の100クローネンと合わせ、上昇中です。
オーストリア1909年フランツヨーゼフ100クローネン金貨
ハプスブルグ家の最後の皇帝フランツヨーゼフの横顔と
双頭の鷲が剣を持って王冠を支えています。
1915年の再鋳貨、リストライクは珍しくないのですが
1914年以前のこの100クローネンは1908年の雲上の女神より
高値で取引される様になってきました。
昨年8月のオークション以来、良いものは5万ドル以上の値が付いています。
活発に取引がなかったおかげか、状態の良いものが多い様です。
雲上の方はPR64より上はなかなか見つかりません。
こちらの方は66などが出てきたりしています。
ご紹介するのはプルーフではない様ですが裸のステンペルグランツ
MS65前後でしょうか。
現物を見てみないと怖くて入札できませんね。
しかし20000ユーロ以上は堅いのではないでしょうか?
あした締め切りのオークションで出ています。