オーストリア 1867年皇妃エリザベート メダル15ダカット
ハプスブルグ帝国最後の帝王、フランツ ヨーゼフの美しい奥様になった人です。
愛称シシィ。エリザベートというのはイギリスなどではエリザベスになりますね。
フランツヨーゼフと姉のヘレーネのお見合いの席について行って
見初められて結婚したと言いますから、相当な美貌の持ち主だったようです。
このコインの肖像を見ても、整った顔立ちが見て取れますので
映画や宝塚や小説、漫画などの材料にはもってこいの素材でしょう。
ハンガリーがオーストリアに併合された時、ハンガリーが自国民の血と汗の結晶を
黄金の甲冑に変えてご機嫌をとったその甲冑を彼女が隠してしまった、などという
話がありますが、姑との仲や自由気ままな性格は治らなかったようです。
最後はジュネーブでイタリアの若者にヤスリを心臓に突き刺されて、
亡くなってしまいます。
そのエリザベートの15ダカット(52g)48.5mmのメダルです。
オークションに出ましたが洗浄した痕があるようで、残念です。