神聖ローマ帝国1685年ダカット金貨
バイエルン選帝候マクシミリアン2世エマニュエルと
マリア アントニア フォン エスターライヒとの結婚記念で発行されたもの。
興味深いのは、握手をしている上にはプロビデンスの目。
フリーメイソンのシンボルとして、知られていますが
ハブスブルグ家の行く末を見ているぞ、的な感じですね。
このプロビデンスの目は別に珍しいものではなくて
ヨーロッパの金貨やメダルにはしょっちゅう登場します。
近いところではアメリカの1ドル札。
ピラミッドの上の部分が同じ目です。
コインは時の権力者の権勢が込められていますが
お札も同じように、その国を誰が仕切っているか という
メッセージが込められています。その国の政府ではないかもしれませんね。