神聖ローマ帝国 1715年ハンガリー王カール6世10ダカット金貨NGC MS63
とても素晴らしい10ダカット金貨が出品されていましたのでご紹介します。
カール6世はあのHOG MOUTHレオポルト1世の次男として生まれ
兄のヨーゼフ1世の死去の後帝位を継ぎ、神聖ローマ帝国のローマ皇帝、
右向きで月桂冠、鎧、ドレープをつけた肖像、裏面はシンセローマ帝国の紋章
双頭の鷲が王冠をいただいている伝統のデザインです。
2005年1月のニュヨーク、同じ2005年4月のドイツ、2008年のアメリカの
オークションで落札されていて、Jonathan P. Rosen Collectionからの
出品です。
予想価格は30万＄ですのでハンマー+BPは日本円で5,000万円というところでしょうか。
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ドイツ ハンブルク1888年 1/2バンクポルトガレーザー5ダカット
ドイツ ハンブルク1888年 1/2バンクポルトガレーザー5ダカットを入手しました。
状態がすこぶる良く130年前の金貨にしては、素晴らしいです。
以前ブログでご紹介したものとは別のもので、あちらはエッジが少し傷がありました。
今日のものは全く擦り傷などもなく、いい状態です。
バンクポルトザレーザーは銀行の配当金的に使われたとも言いますが
デザインの良いものが多く、とても魅力的です。
この5ダカットはハンブルクの市庁舎の拡幅を記念して発行されたものです。
おもて面はハンブルクの紋章である、2頭のライオンがヘルメットと盾を支えています。
ポルトガレーザーやメダルなども物が少なくなってきて、価格が上昇しています。
この5ダカットもライオンの面は高さのある浮き彫りで、プルーフ仕上げです。
ぜひ、コレクションの1枚にお加えください。
直径34mm 重さ17.71g
ペルー1960年100ソル NGC MS67
南米の大型金貨の一つ ペルー100ソル、グレードはMS67
最高鑑定の4枚のうちの1枚です。
重さは46.81g 金含有率 0.900 1.3544オンス
1950年〜1970年の21年間 発行されていて全体でもそんなに多くはありません。
1960年は2207枚 発行されていて、そのトップグレード4枚の1枚です。
21年のうちでこれより高いグレードは1枚もありませんので
実質最高グレードです。
MS67は全部の年代通して40枚記録されています。
これはアメリカのディラーが持っていますが、お取り寄せできますので
お尋ねください。
イギリス1661年チャールズ2世戴冠記念金メダルNGC MS61
イギリスの王室がピューリタン革命のために、国外に逃れざるをえなかった
時の国王、チャールズ2世。オリバークロムウェル率いるイギリス共和国により
オランダ、スコットランド、ドイツなどを転々とせざるを得ない苦難の時でした。
1658年クロムウェルの死去により今日若くは混乱し、1660年チャールズは
ロンドンに入場してイングランド王 チャールズ2世と成りました。
翌年ウェストミンスター寺院で彩色に戴冠式を行い、それを記念したメダルです。
直径29.5mm重さ12.0g
とてもレアなメダルで61は最高の状態でもあります。
日本1895年明治28年一圓銀貨PCGS MS65
子供の頃に持っていた記憶が蘇って懐かしいと思う一圓銀貨です。
アメリカの1ドル銀貨のようにこの一圓のコレクターも多いと思います。
これは1895年明治28年の一圓銀貨。
明治の彫金の名人、加納夏雄の龍が見事にデザインされています。
PCGS MS65という素晴らしいグレードがついています。
お取り寄せできます。
神聖ローマ帝国1654年サルヴァトールメダル
サルヴァトール ムンディと書かれたキリストの左向きの肖像
神聖ローマ帝国のレオポルト1世（治世1657年〜1705年）の間に発行された
10ダカットのサルヴァトールメダルです。
キリストの顔が後期のサルヴァトールメダルとはかなり違っています。
レオナルド ダ ヴィンチはこれより約100年前に、最後の晩餐でキリストの
顔を描いていますが、それに比べるとこの顔は凛々しくはなく柔らかい感じです。
同じサルヴァトールメダルでも1800年代以降のものは、ダヴィンチの描いたような
顔つきになっていて、イタリアとオーストリアでは距離もあり、伝わり方が時間が
かかったのではないだろうか？と私は思っています。
裏面もハプスブルク家の紋章である双頭の鷲と十字架が描かれていて
ウイーンで鋳造されたようになっていますが、後期のものはウイーンの都市景観を
描いていて、時代が下るとデザインでも相当に違ってくるものなのですね。
ロシア1825年アレクサンドル1世デスメダル
美男子のロシア皇帝アレクサンドル1世ですが、ナポレオンの言葉を借りれば
魅力的だが彼を信頼できない、抜け目なく偽善的で狡猾である、と言わしめています。
キリスト教の隣人愛に基づく神聖同盟を決済しましたが、自由主義、ナショナリズムは
弾圧をするという貴族的な思考のみの考えや、イギリスとの講和の後は敵対するなど
一貫しない政策などで、矛盾に満ちていた人と評されています。
このメダルは1812年の銘がありますが1812年はナポレオンがロシアに侵攻した時で
65万の大軍を前に、ロシアは後退を続け、モスクワの大火によりかろうじて
ナポレオンが撤退を余儀なくされてアレクサンドルが助かった年です。
このメダルはイギリスのウェリントンのフィールドマーシャルに与えられたもので
アレクサンドルの突然の崩御後の1826年1月のことでした。
直径68mm 重さ168.50g
